シングルファザーの子育て 心の癒し方
こんにちは。あいるたんです。
人生には予期せぬ物事が付きものです。私も離婚という予期せぬ物事が起こった張本人。結婚生活が破綻して、子どもを引き取りシングルファザー、シングルマザーになった方も最近では増えてきているのではないでしょうか。
シングルになるということは親が1人で仕事、家事、育児などをこなさなければなりません。私の経験からですが思ったよりというか、想像をはるかに超えて大変だったと感じています。
仕事をして子どもを養いつつ、家に帰れば炊事、洗濯、掃除などをやらなければなりません。それに加えて子どもの学校のPTAや行事の参加など…思い付くだけでもキリがありません。休む暇がまったく無いと言っても大げさではないと思っています。
そして何よりもやらなければならない事は、引き取った子どもの心のケア、心の寂しさに向き合うことではないでしょうか。
旦那の次男(ステップファミリーでの四男)は幼稚園の年中4歳の時に片親になりました。四男にとっては住んでいる家から突然、母親が居なくなり帰って来なくなったという現状の把握は大変むずかしかったのではないでしょうか。
四男は毎日のように旦那に「お母さんはどこにいるの?」「お母さんに会いたい」「いつ会いに来てくれるの?」と口に出していたと聞きました。
無理もありません。生まれて4歳で親の離婚が理解できるはずがありませんよね。
その旦那の言葉の裏には四男にこれ以上、心の傷を負わせたくないという想いがあったのだと私は思います。
母親が突然居なくなりずっと会えずに生活をして行くことは、4歳の子どもにとってとても寂しかったのではないでしょうか。その心の寂しさを埋めるために、旦那はいろいろな事を子どもたちにしてあげていました。
土日には必ず遊べるスポットに連れて行ったり、夏休みには1泊で子どもの大好きな遊園地に連れて行ったり、花火を見に行ったり…。
シングルファザーになってからの子どもとの「思い出づくり」は相当なものだったと思います。
それは片親にしてしまった子ども達に対する申し訳なさと、「母親がいない」という寂しい思いをさせまいとした旦那の優しさからくる行動だったのではないでしょうか。
その旦那の努力で四男は「お母さんに会いたい」とは言わなくなりました。四男にとっては母親への会いたいという自分自身のこだわりより父親との楽しい思い出が心を癒し忘れさせたのだと思います。
それくらい旦那は四男に対して愛情という努力を惜しまなかったのだと感じました。
子どもは母親の愛情を無条件に欲しがるので、父親のシングルファザーが母親のように愛情を注ぐのはかなり難しいことです。
そして性別の違いからシングルファザーは母親のようにはなかなか子どもと接することは難しいので、子どもに愛情が足りているか?心に向かい合っているか?本当にこれでいいのか?と不安になると思います。
ですが父親にしかできないことで、子どもの心を癒すことができます。不安だと思う前に自分が子どもに何ができるのか?何をしてやれるのか?どうしたら喜んでくれるのか?を考えて行動してみてください。
不安になる前に行動してみると自分の中の不安が和らぎ、また子どものために繰り返し努力ができます。そしていつの間にか少しずつですが子どもが癒されて安定していきます。
子育ての悩みは誰でもあります。どれが正しくてどれが間違っているや、答えはこれしかないなどという思い込みはあり得ません。
子どもの心を癒すということは、親がその子にどれだけ心を使えるのか、自分の時間をどれだけ子どもにかけられるのか、その度合いによって子どもの心も変化するのだと思います。親の自分に対する一生懸命さや気にかけてくれている優しさは必ず子どもに伝わります。
あいるたんでした。