「離婚で受けたキズ」を埋める方法
こんにちは。あいるたんです。
幸せな家族を夢見て結婚し順風満帆だと思っていたのに、どこからか夫婦の歯車がズレそのズレが大きくなって離婚という選択。もしくは離婚という選択しかなかったという方も少なくないと思います。
子どものあるなしに関わらず、「離婚で受けた心のキズ」は当人にとってとても深いものです。どうしたらその「離婚で受けた心のキズ」を癒せるかと考えても、何かをいろいろ試しても答えは見つからないでしょう。それは「男(女)で受けたキズは男(女)でしか癒せない」からです。
これは今は70代の私の母が言っていた言葉です。聞いたときは漠然とよく分からず、あ〜そうなんだなぁと思っているだけでしたが、再婚して7年が過ぎその言葉がその通りだったと実感しています。
私たち夫婦は離婚経験者同士での再婚です。再婚当初はお互いに「この人なら再婚も絶対大丈夫」とは思っていませんでした。なぜならお互いに「離婚で受けたキズ」を抱えていたからに違いありません。
そのお互いの「離婚で受けたキズ」にお互いが気がつかず、というより大したものではないと思って生活していたので、少しずつ思いがズレだしケンカが多くなっていきました。なぜケンカが多くなってきたのかと考えたとき、再婚生活の中でお互いに「不満」ではなく「不安」があることに気がつきました。
私の離婚原因は元旦那の「モラハラと暴力」でした。今旦那は絶対に手をあげないとわかっていても、少し怒らすだけで殴られるのではないかと怯えて生活をしていました。
今旦那の離婚原因は元嫁の「借金」で、私も元嫁と同じように、今旦那の知らないところで「借金」を作るのではないかと疑われながらの生活でした。
お互いが不安を持ちながらの生活でしたので、うまくいかないのは当然でした。そしてお互いが相手の「離婚で受けたキズ」を浅いものだと決めつけ過去のものだと思い込んでいたので、そこをかなりの時間をかけて話し合い改善していこうとお互いが歩み寄りました。
私が定期的に行ったことは、家計管理の透明化でした。私が管理している通帳は子どもの分も含めてすべて今旦那に見せ、安心してもらえるように努めました。
今旦那は私が時々フラッシュバックを起こしてしまうので、そのたびに献身的に寄り添ってくれていました。私が落ち着くまで何時間でも側に居てくれることもありました。
お互いがお互いのために「離婚のキズを癒す」行動を繰り返しているうちに自然と信用と信頼ができるようになり、いつの間にか気がつけばお互いに「離婚で受けたキズ」は癒えていました。
今は今旦那からは家計管理を安心して任せられると言われるようになり、私はフラッシュバックを起こすことがなくなりました。
1度目の結婚で「離婚のキズ」を負ってしまいましたが、その「キズ」のおかげでお互いが歩み寄り、「キズ」を理解しようと努力し、相手を想い行動した結果がお互いの「癒し」につながったのだと思います。