誰も知らない土地、知らない近所の人たち、母には父しか頼れる人がいないにもかかわらず父はあまり母の味方をしてくれることはありませんでした。
そしてその過酷な状況の現実から逃げたいがために「不貞行為」を起こしたのだと思います。
それも母より10歳も歳下の男性とです。どのくらい2人が続いたのか私にはわかりませんが、ある日突然父と母の「大げんか」がはじまりました。
母が書いた不貞行為の相手へ寄せた「手紙」の取り合いで、怒鳴り合い、言い争い…。
約3時間続いたあとその「大げんか」は終わりました。私は幼い心に、親は離婚するのかもと思いはじめていました。
ですがそれは現実とならず、両親は「再構築」という道を選びました。
それから両親の「大げんか」は後にも先にもその1回しかありません。