あいるのブログ

しあわせステップファミリー

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ステップファミリーでの継母の葛藤

こんにちは。あいるたんです。

 

離婚したあと、子連れ同士での再婚によってステップファミリーになった方、または子連れの方との結婚で、自分自身が継母になったあるいは継父になった方など最近は多いのではないでしょうか?

血のつながらない継子を育てるのは想像以上に大変なことと思います。

わたしも現在進行形ですのでよくわかります。とくに継母は継子と幼稚園や学校などかかわることがなにかと多いため、現実と理想のギャップが大きく葛藤が生じやすいです。

 

その葛藤を無くすことは安易にはいかないですが、可能な限り少なくすることはできると思います。それは自分の行動が本当に継子のためなのか?それとも自分の評価を上げるためなのか?に気がつくことと思います。これは子育てにおいて必要性が高いものではないかと思っています。

 

私が継母になったとき、旦那の次男(ステップでの四男)は小学校2年生でした。私も長男次男と子育てはしてきたつもりでしたので、さほど四男が大変だとは当初思いもしてなかったです。ですが現実は四男に対してかなりのショックを受けました。

 

四男は日常生活において、まったくと言っていいほど何もできなかったからです。

毎日の食事では箸がうまく持てず、お茶碗も持つことはなく「犬食い」の状態で毎食ごはんを食べていました。小学校2年生ともなれば、それなりに食事マナーはついているものだと思っていたので四男の行動はとても衝撃的だったのをおぼえています。

四男誕生日 三男と祖父母と一緒

ずっと犬食いのままで大人になってしまったら四男が恥をかくかも…。と思い、そこから食事のマナーを教えていこうと思いました。

 

しかし食事のマナーを教えるのは並大抵ではありませんでした。幼いころから毎日少しずつ教えていくと、なんとなく形ができあがっていくのに対し、小学校2年生ではわかっていてもクセなのですぐに元通りになってしまいます。そして強く注意すると反発し、全くやらないという悪循環になってしまいました。

 

そして私自信に葛藤が生まれていきました。四男のためと思い、一生懸命に方法や手段を考えながら教えているのに対し、結果がでることが全くありませんでした。

なぜできないのか?どうしてやろうとしないのか?など四男を心で攻めることが多くなっていきました。

 

その当時、1番に思っていたことは世間的に「継母だからこんな子になったんだ」「本当の母親ではないから、食事のマナーすら教えられずにかわいそうに」などと周囲から言われるのを恐れていた自分がいました。

子どものためとは言いながら、自分の評価が気になっていたのだと思います。

 

そして気が付きました。本当に四男のために食事マナーを教えていたのか?自分の周りからの評価を上げるために一生懸命にやっていたのではないか?と思い反省をしました。そこから少しずつ四男に対し接し方を変えていきました。

悪いところを注意するのではなく、良いところを褒めてあげることに変化させ対応していきました。そこから少しずつ四男も自分から箸の持ち方やお茶碗の持ち方などを聞いてくれるようになりました。

かなりの時間はかかりましたが、それなりにできるようになりました。

旅行先で長男との2ショット

継母になり継子にとって「良い母親」になりたいと思うのは当然だと思います。しかし母親ですが1人の人間ですので、周りの評価が気になるのは当たり前だと思います。

私の場合、四男の「生みの母親」の幼稚園時代のママ友たちにランチに誘われたことがあり、「次の母親どうなの?という雰囲気で品定めされてるな…」と感じたことがありました。

それも1つのプレッシャーになったのは間違いありませんでした。

 

周りの評価ばかり気にして、四男自身の問題点や心の在り方に気がつけない自分がいたことに反省し改善したおかげで、少しずつ四男は変わっていけました。

 

子どもはどの子でも親が本当に自分のために発してくれている言葉なのか、それとも世間体のためなのかわかる純粋な心の持ち主だと思います。

親である自分がそれに気がつき、改善していくことによって子どもも変わりだします。

 

継母の継子に対する葛藤は、継子が思い通りにならない事と周りの評価を気にしすぎるところからうまれるのではないでしょうか。

実子だろうと継子だろうと子育ては親の思う通りにはいかないものです。人の評価など気にせず、自分の家族の幸せ、子どもの幸せを願うのが葛藤を少なくする方法ではないでしょうか。

 

あいるたんでした。